「受験勉強=つらいもの」ではない経験を。
ており舎としてのこだわりと、指導者としての経験
ており舎の受験対策は、通常の授業同様に、「考える力」を育てることを軸にしています。これまでの指導経験から、「考える力」が育てば、必ず「できる」ようになり、「できる」が増えれば、勉強は確実に楽しくなります。これは私自身の受験の経験からくるものです。
私は前職で4年間、中学生の受験指導に携わってきました。
都立入試の問題傾向の分析からカリキュラムの設計、さらには解説動画の作成まで、幅広く関わり、都立入試については深い知識と経験を持っていると自負しています。
ただし、ており舎では、その知識を「受験テクニック」や「丸暗記」に変えて提供することはしません。
なぜなら、それは「受験にだけ使える知識」で終わってしまうからです。
それよりも私が大切にしているのは、
基礎的な知識を積み重ねる中で、「自分の力で解けなかった問題が解けた!」という実感を育てること。
その実感こそが、これからの学びにも、人生にもつながると信じています。
そして「自分の力で解けた!」という実感の積み重ねによって、「受験勉強=つらいもの」というだけの経験ではなく、受験を、「何かができるようになった」という経験や「勉強が面白いと思えた」経験にしていってほしいと思っています。
ており舎の受験対策:3つの特徴
① 暗記の徹底・基礎の徹底(3月〜夏期講習)
ており舎では、暗記そのものを否定しているわけではありません。どんな入試問題も、根っこには「基礎の理解・暗記」があります。
英単語や漢字、都道府県の位置と名産など、「最低限覚えなければならない知識」は存在します。これらは塾内の暗記テストを通じて、しっかりと定着を図ります。
また、数学の正負の数の計算や文字式の計算など、都立入試でいえば大問1にあたるような基礎的な問題は、「考えずに解ける」レベルまで練習することが重要です。都立入試の大問1で確実に点数が取れるレベルの問題集で、基礎の演習を徹底します。
さらに英語では、「文型」の授業を通じて、英文の基本構造を理解し、長文読解の基礎力を養います。
② 個別に行う、実践演習(夏期講習〜11月ごろ)
基礎が固まったら、次に進むのが実践演習です。
この段階では、苦手や得意、克服すべき課題は一人ひとり異なります。したがって、授業は個別演習が中心になります。※基礎の定着が不十分な場合は、再度基礎の反復に戻ります。
このプロセスで使う教材は、都立入試の問題形式に合わせた実践問題集です。一人ひとりの課題に向き合い、解ける実感を積み上げていきます。
③ 過去問演習(12月ごろ〜2月)
実践演習が一定のレベルに達したら、いよいよ過去問演習に入ります。
実際の都立入試問題を解きながら、現時点での実力を確認し、不足している知識や技能を洗い出します。ここで見えてきた課題によっては、再び基礎や実践演習の教材に戻ることもあります。
※推薦入試対策(オプション)
推薦入試対策も行います。
内容は主に面接練習と作文(小論文)練習です。志望校の求める生徒像や出題形式に合わせて、対策を行なっていきます。
こちらは通常の授業とは別に、オプション料金をいただいて実施します。
私自身の経験から
上で書いた受験に対する考え方は、私自身のこれまでの経験とも深く重なっています。
高校受験や大学受験を通じて、確かに偏差値を上げるための勉強もしました。大学受験では浪人も経験しているため、より「偏差値を上げるための勉強」というものに晒された時間は長かったと思います。
でもそれ以上に、勉強そのものへの興味、「知るって面白い」「考えるって楽しい」という感覚や、
勉強を通して世界の見え方が変わって、自分の身体が少しずつ変わっていくことへのワクワクが、私の学びの原動力でした。
そしてそのワクワクは、受験勉強というプレッシャーの中で、高い密度で集中して勉強していたからこそ、得られたものだと思います。
ており舎では、高校受験を、そんな勉強の面白さやワクワクを感じる経験にしてほしい、と切に願っています。