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AIとの対話で考えた、これからの未来に必要な力

今日、夏期講習のwebページを作っていました。その中で、開校キャンペーンについての案内を、ページのどこに置いて、どんな文言にしようか少し悩んでいました。

そこで、AI(ChatGPT)に相談してみたところ、そこには思いがけず、深い問いへとつながる対話がありました。
今日はそんなAIとの深い対話を通じて実践された「深い対話」とそこで出てきた「問い」について考えてみたいと思います。

※塾の様子や雰囲気をお伝えする、という意味ではあまり関係のない話かもしれません。ただ塾長の私がどんなことを考えていて、どんな雰囲気の人間なのか、ということが少しでもお伝えできれば嬉しいです。もしよかったら読んでみてください笑

目次

キャンペーン内容をページのどこに入れるか?

今日、夏期講習案内のwebページを加筆修正していました。
その中で、「開校記念キャンペーン」の内容を、ページのどこに入れるか少し悩み、それをChatGPTに相談してみることにしました。

元々、開校キャンペーンのセクションは下のような構成で考えていました。


しかし、これだとあまりにも味気ない感じがして、少し不本意でした。

そこで私は、少しでも自分の持っている思いを言葉にして伝えたい、と思って

この夏、本気で勉強に向き合いたい子に出会いたくて、夏期講習費を思い切って半額にしました。小さな教室ですが、ていねいに対話する学びを、ぜひ体験してください。

というメッセージを入れることにしました。ただ、これをどこに入れれば自然かわからなかったので、またChatGPTに相談してみました。するとChatGPTは、下の構成で提案してきました。

すごく良くなった!と驚いたのですが、ただこれ、最初の文と最後の文が重複していて読みにくいな、と思ったので、最終的には下のように私が最終決定しました。(これが今のページの構成です)

AIの回答に感じた違和感

そして、私が作った構成で最終決定します、とAIに伝えてみたら、「それがシンプルでいいです!」という回答が返ってきました。

あれ?そしたら最初からこの構成で回答してくれればもっと楽だったのに。そんなことを思ったので、「なんで最初にその提案をしなかったの?」とAIに聞いてみました。するとこう返ってきました。

最初は“与えられた前提の中で最適解を出す”ことを優先していたからです。『そもそも』を疑うことは、AI単独では難しいのです。


ここで私は大きな気づきを得ました。
AIは「与えられた条件の中で最適解を出す」存在であって、「そもそもその条件自体が正しいのか?」という問いを持つことはできない。
それができるのは、自分自身の意志や欲望を持つ人間だけなのだ、と。

AIには主体的な目的意識がない

私はており舎を「単なる点数アップをするだけの塾」や「偏差値をとにかく上げるだけの塾」にはしたくありません。

私からの問いかけを通じて、自分の頭で考える機会を増やしたい。少しでも多くの子どもたちに「勉強って面白いかも…!」と思える瞬間を届けたい。

そういった思いを持って、ており舎を作りました。だからこそ、そもそもキャンペーン自体、必要なのか?という問いも出てきておかしくないと思います。ここには私の意志や目的、もしくは欲望といったものがあります。

しかし、AIからはそういった問いは出てきません。なぜならAIには「自分が何をしたいか」という主体的な目的意識がないからです。

AIは人間を支配するのか?

このやり取りの中で、私はSF映画のような世界観を思い浮かべました。そして、「ターミネーターのように、AIが人間を支配する未来がやってくるのか?」という問いが生まれました。

しかし、上記のやりとりを見てわかるように、今現在のAIには「人間を支配したい」という欲望の源泉自体がありません
今のAIは人間の指示がなければ動きませんし、自分の意思を持つこともありません。人間からの働きかけがあって初めてAIは動く。だから、SF映画のようなディストピア的な世界が実現することもしばらくは難しいでしょう。

しかし、それでもAIが人間にとって危険な存在になりうるとしたら、それは人間がそれをどう使うかによって決まるのだと思います。つまり、問題はAIではなく、人間の使い方にあるのではないのでしょうか。

AIに対する恐怖心

現代社会では、「AIが人間の仕事を奪う」と言われて久しいです(私が大学生だった頃からずっと言われてます)。そして、私はなんとなく、この恐怖心はSF映画などの作品の持つ、ディストピア(不幸や抑圧が支配するような世界)的な世界観によるところも大きいのではないか、と思っていました。

しかし、それをAIに聞いてみたら、そのAIに対する恐怖は、人間がAIに自らを投影しているから、なのではないか、という答えが返ってきて、あまりに鋭い視点で驚きました。

例えば、「もし自分があのAIの力を持っていたら、人間を支配したくなるかも」と思いませんか?おそらく、AIに対する恐怖は、そういった人間自身の欲望や意志を、人間自らがAIに投影してしまっていることに由来するのではないか。

もしくは例えば、「コントロールできないものに対する恐怖」があるかもしれない、とも言っていました。制御できないものって怖いですよね。例えば、虫が怖いと思うのって、その動きが人間とあまりにかけ離れているから、だと思います。あんなにカサカサ言いながら、すばしっこく人間は動けない。だから怖い。そういう「制御できないものに対する恐怖心」なのかもしれない。

ただどちらにせよ、AIには意志や欲望といったものはないのだから、「AIが人間を支配する」という恐怖は今のところ抱かなくてもいいのかな、と思います。

まとめ:AIが普及する世界で、本当に必要な力

AIには人間のような欲望や意志はない。しかし、人間の使い方によっては、そのAIが脅威になる可能性がある。だからこそ、これからの未来を生きる人間に必要な力は、「そもそもAIをどう使うべきか?」といった、根源的な問いをもち、それについて考えることを諦めない力、なのだと思います。

つまり、目的や価値を問い直す、といった姿勢こそが、これからのAI時代に必要な力なのではないかと思います。
ており舎は、そんな力を育てられるような場になりたい、と強く思います。


現在、プレオープン中です。こちらの文章を読んで、もし「ており舎」にご興味を持ってくださるご家庭があれば、お気軽にお問い合わせください。

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